SDGs、CSRについての取組み

弊社は2015年9月の国連サミットで採択された国際目標「SDGs(Sustainable Development Goals)=持続可能な開発目標」に、サンゴ再生プロジェクトを通じて取り組んでおります。

昨今、世界中の海洋では水温が上昇し、サンゴ礁の衰退が急速に進行しています。その水温上昇の引き金となる地球温暖化を招いている原因は、残念ながら人間活動によるものであると言わざるを得ません。人間の生活が豊かになるほど地球温暖化は進み、サンゴが彩る美しい海が失われていくのです。

地球の地表の7割を占めると言われる海洋は、人間を含む多くの生物が生存し続けるために必要な地球生態系において大きな役割を担っております。すなわち健全でクリーンな海洋を維持することが、地球環境を守ることにおいて重要であるといえます。

サンゴは、動物ですが植物のような役割も持つ生き物です。サンゴの枝にはさまざまな魚が卵を産み付ける産卵場であり、海中の生態系を保つ命のゆりかごと呼ばれています。また、サンゴの体内に棲息する褐虫藻は、光合成によって二酸化炭素を吸収します。さらにサンゴ礁は天然の防波堤として、強い海流や高波による被害から陸地を守る働きもしています。すなわち、サンゴは人と共存し、さまざまな形で人々の生活を守ってくれているのです。

私たちは三菱重工グループの一員として、次のCSR(企業の社会的責任)を掲げています。

わたしたちは、この地球にたしかな未来を実現するために、

地球との絆

緑あふれる地球を環境技術と環境意識で守ります。

社会との絆

積極的な社会参画と、誠実な行動により、社会との信頼関係を築きます。

次世代への架け橋

夢を実現する技術で、次世代を担う人の育成に貢献します。

当社は、CSR(企業の社会的責任)を経営の基軸に据え、常に社会の視点に軸足を置き、社会の期待に応え、信頼される企業を目指していきます。

サンゴを再生し豊かな海を取り戻すことが、地球との絆・社会との絆となり、次世代へ安心して暮らせる環境をつなぐ架け橋となります。私たちはいつまでも美しい地球と共存し続ける未来を紡ぐために、SDGsの達成へ全力で取り組んでまいります。