2005年、微弱電流とサンゴの関連性を調査・研究するため、東京大学、日本防蝕工業株式会社、株式会社シーピーファームとコンソーシアム(GMCコンソーシアム)を結成し、共同研究を開始しました。浮桟橋に生育するサンゴのモニタリングを継続するとともに、電流の強さの異なる実験用のサンゴ生育棚4基を、石垣島の沖合約700mの海域(通称 ウニ礁)に設置しました。
2009年、素焼きタイルと電着基盤の稚サンゴの着床試験を実施し、電着基盤の稚サンゴの着床率が素焼きタイルの約7倍の効果があることを実証しました。また、室内試験において、微弱電流がサンゴの生体内代謝および成長促進に効果があることを実証しました。この研究成果は、審査付論文として、土木学会、東アジアサンゴ礁学会に投稿・発表しています。