Our Vision

「自然と人間が豊かに共存する未来への架け橋となる」

弊社は三菱重工の橋梁建設部門にルーツを持つ会社です。1868年に誕生した日本初の鉄橋「くろがね橋」の誕生以来、国内外の名だたる橋の建設に携わり続けてまいりました。

岸と岸を結び人と物の流れを作る橋を通じて、人々の豊かな生活の実現に向けさまざまな取り組みを行ってまいりました。

今、世界は、SDGs(Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標)を掲げ、人間と自然が共存できる未来に向けたさまざまな取り組みを行うことで一致しています。

弊社は、2004年竹富東港(石垣島から6km沖合に位置する離島)に建造した浮桟橋において、偶然にも壁面で成長しているサンゴを発見しました。浮桟橋の底版鋼板の腐食を防ぐ電気防食による微弱電流がサンゴの生育に寄与しているという仮説をたて、実験により効果を立証しました。この技術をGMC(Galvanic Method for Corals)と命名し、サンゴ礁再生を目指すプロジェクトとして取組んでいます。

この取り組みが、海水温上昇によって減少するサンゴ礁を再生する手立てとなることを期待しています。「サンゴを守る」だけでなく「サンゴを増やす」技術として期待しているのです。私たちは、微力ながら世界中の海に豊かなサンゴ礁を取り戻し、自然と人間が豊かに共存する未来を実現させるための一助となるこの取組を推進いたします。